ヤマは怖かった。けどおもしろかった
2004年5月31日一人で上高地から入山。準備もろくにせずテントとザックもっていってきた。
沢渡でバスにのり上高地に到着。
よし行くかと思いきやザックの腰ベルトが使い過ぎで本体から取れてしまっている・・・
まあいいや、と一時間で明神到着。
地図見ようと探すも・・・車に忘れてきたようだ・・あほやん
そこに何故かスーツの二人組みがいた。なんでこんなとこに?
「不動産屋です」質問に答えてくれた。やけに格好つけている割には清潔感ない。うさんくさそうだ。俺がまた仕事するときにはあんなふうにならんようにしよう。
徳沢に一時間後到着。テント張ってここで泊まり。山小屋ではすべてが高いのであらかじめ買ってきた発泡酒が楽しみだ。ゴクリだ。
しかもきれいな草原キャンプサイトでガレ場の上と大違い。
静かな森の中、小川もあり雰囲気最高だ。夕食の準備だ。
さて夕食の支度を・・・?・・今度は鍋か!なんで鍋わすれるの?・・・スプーンもねえし・・俺って・・・
徳沢園で一度断られるも・・しつこく頼んだら、ぼろぼろのナベ(ふたなし)貸してくれた。これでなんとかなる。
カロリーメイトもどきの空箱をふたつ広げてテープで張り合わせてふたを作った。レトルトご飯とレトルトカレーだ。いつものように米から炊くつもりでいたら終わりだった。
こんな細かく書いていたら・・どれだけかかるかわからないなあ
ちょうど隣のテントは女性(45歳くらい)一人でかっこいい雰囲気のある貫禄にあふれたお方だった。ちょっと地図見せてもらった。
いろいろ厳しいアドバイス頂いた。
まだ雪が登山道に多く残っている時期の登山は考えてみると初めてだった。その人は俺が明日考えているルートで去年登ったとのことで、迷いそうな道のアドバイスもくれた。
長塀山(ながかべやま)ルートで蝶ヶ岳目指して朝七時に出発した。
最初は快調だった。唄声あげながら歩いた。急な登りばかり。でもしばらくしてめまいがしてきた。それでも我慢して歩いたが限界。そういえば朝食にまだソーセージ一本しか食べていなかった。カロリーメイトもどきを二ブロック食べた。貴重な食料。すると体にどんどん力がみなぎってくるのがわかった。大学時代の合気道部合宿でもオロナミンCで同じ感覚味わったなあ、そういえばあのときの可愛かった先輩はいまどうしているんだろうな?とええと・・名前は・・と馬鹿な思い出がよみがえり・・
歩き出すとしばらくしてバテ始めてきた。昔とちがい体力落ちたな。キチガイのような体力があったのに。
標高2000M手前から登山道に残雪あり。
しばらく行くと残雪ばかり。
ルートが本当にわかりにくい。一回間違ってしまってひやひや。
ペンキマーク探してはそこまで歩きまた探す。
途中で雪に足が「ズボッ」とはまる。太ももまでハマル。
雪の上を普通に歩いているといきなりはまる。
また高校生、阪急電車通学の帰りのT駅。カーブしたホーム。きた電車に乗ろうとしたとき。ホームと電車の隙間に片足が。ぼんやり考え事していたんだよなあの時は。いきなり「ストン!!」とはまってしまった。「きゃーっつ!!」それを見た車内にいた女の人が大声でさけぶし。
みんな注目。慌てて隣の車両に移ったのを覚えている。
登山道はわかりにくくとても荒れていた。
だいぶ登ったところで一度、二人組みのパーティとすれ違う。
情報交換。元気出る。
11時すぎ、蝶ヶ岳ヒュッテに到着した。二年前にここでテント張った。
なつかしい。景色はよい。穂高連峰、槍ヶ岳もはっきり見えた。
ただ雲が迫ってきていてそのうち隠れてしまうと思われた。
ここで女性的な男に出会う。じぶんより年上で驚いた。
山小屋のカレーうどん800円は格別だった。
彼はカレーライス800円を食べていた。なんで他人が食べているのは美味しそうに見えるんだろうか?カレーライスも良かったなと思った。でも昨日の夕食カレーだったし。まあカレーうどん汁まで飲んじゃったし良しとするか。それにしてもこの人は本当にヤマが好きなんだな。なんて無駄なルートを歩くんだろうか。もったいない。自分じゃ考えつかないルート選びをする人。きっとヤマに来ていること自体が幸せに違いない。彼は俺が登ってきたルートで下山するという。「大変だ」とあれだけ話したのに・・俺は彼が上ってきたルートで下山をすることにした。
彼とは下でまた会った。二度と長塀山ルートは使わないという感想をもらしていた。「長塀山ルート」は数年前に道に迷って遭難死した人がいるとも話してくれた。おっかない。でも霧が出ていたら、もし日が暮れてしまったら、ぞっとする。俺は山は好きだけど山で死にたくない、きっとつらいだろうな。ちなみにその遭難者は同じように道に迷った登山客が偶然発見したとのこと。見つけたほうもびっくりだよな。
軟弱登山隊としてはもう少し雪がとけたらBIGに大縦走したいと思っている。
また下山してからお見合いパーティーで約束した女の人とあった。
お互いにしっくりこなかった。と思う。あっさりお別れした。きれいな人だったから残念少しあるけど、いや、あんまりないな。サバサバした人だった。
白骨温泉はサイコーでした。
男湯は道路から丸見えだったけど気にせず体洗ってしまった。
アトピー気味の人にも良さそう。
山の夜は長かった。
彼女と一緒にいたい気持ち。
そして
彼女と絶対一緒にいたくない恐怖感を思い出して・・・
こればかりは考えても仕方ないなと
自分の将来のこと
考えた。
いろいろチャレンジしてみたい。男に生まれてよかった。
遠慮せずなんでもやってみようと思う。
今まで彼女と一緒にい続けたせいかぬくもりに飢えてくる。
こればっかりはどうしようもない。
沢渡でバスにのり上高地に到着。
よし行くかと思いきやザックの腰ベルトが使い過ぎで本体から取れてしまっている・・・
まあいいや、と一時間で明神到着。
地図見ようと探すも・・・車に忘れてきたようだ・・あほやん
そこに何故かスーツの二人組みがいた。なんでこんなとこに?
「不動産屋です」質問に答えてくれた。やけに格好つけている割には清潔感ない。うさんくさそうだ。俺がまた仕事するときにはあんなふうにならんようにしよう。
徳沢に一時間後到着。テント張ってここで泊まり。山小屋ではすべてが高いのであらかじめ買ってきた発泡酒が楽しみだ。ゴクリだ。
しかもきれいな草原キャンプサイトでガレ場の上と大違い。
静かな森の中、小川もあり雰囲気最高だ。夕食の準備だ。
さて夕食の支度を・・・?・・今度は鍋か!なんで鍋わすれるの?・・・スプーンもねえし・・俺って・・・
徳沢園で一度断られるも・・しつこく頼んだら、ぼろぼろのナベ(ふたなし)貸してくれた。これでなんとかなる。
カロリーメイトもどきの空箱をふたつ広げてテープで張り合わせてふたを作った。レトルトご飯とレトルトカレーだ。いつものように米から炊くつもりでいたら終わりだった。
こんな細かく書いていたら・・どれだけかかるかわからないなあ
ちょうど隣のテントは女性(45歳くらい)一人でかっこいい雰囲気のある貫禄にあふれたお方だった。ちょっと地図見せてもらった。
いろいろ厳しいアドバイス頂いた。
まだ雪が登山道に多く残っている時期の登山は考えてみると初めてだった。その人は俺が明日考えているルートで去年登ったとのことで、迷いそうな道のアドバイスもくれた。
長塀山(ながかべやま)ルートで蝶ヶ岳目指して朝七時に出発した。
最初は快調だった。唄声あげながら歩いた。急な登りばかり。でもしばらくしてめまいがしてきた。それでも我慢して歩いたが限界。そういえば朝食にまだソーセージ一本しか食べていなかった。カロリーメイトもどきを二ブロック食べた。貴重な食料。すると体にどんどん力がみなぎってくるのがわかった。大学時代の合気道部合宿でもオロナミンCで同じ感覚味わったなあ、そういえばあのときの可愛かった先輩はいまどうしているんだろうな?とええと・・名前は・・と馬鹿な思い出がよみがえり・・
歩き出すとしばらくしてバテ始めてきた。昔とちがい体力落ちたな。キチガイのような体力があったのに。
標高2000M手前から登山道に残雪あり。
しばらく行くと残雪ばかり。
ルートが本当にわかりにくい。一回間違ってしまってひやひや。
ペンキマーク探してはそこまで歩きまた探す。
途中で雪に足が「ズボッ」とはまる。太ももまでハマル。
雪の上を普通に歩いているといきなりはまる。
また高校生、阪急電車通学の帰りのT駅。カーブしたホーム。きた電車に乗ろうとしたとき。ホームと電車の隙間に片足が。ぼんやり考え事していたんだよなあの時は。いきなり「ストン!!」とはまってしまった。「きゃーっつ!!」それを見た車内にいた女の人が大声でさけぶし。
みんな注目。慌てて隣の車両に移ったのを覚えている。
登山道はわかりにくくとても荒れていた。
だいぶ登ったところで一度、二人組みのパーティとすれ違う。
情報交換。元気出る。
11時すぎ、蝶ヶ岳ヒュッテに到着した。二年前にここでテント張った。
なつかしい。景色はよい。穂高連峰、槍ヶ岳もはっきり見えた。
ただ雲が迫ってきていてそのうち隠れてしまうと思われた。
ここで女性的な男に出会う。じぶんより年上で驚いた。
山小屋のカレーうどん800円は格別だった。
彼はカレーライス800円を食べていた。なんで他人が食べているのは美味しそうに見えるんだろうか?カレーライスも良かったなと思った。でも昨日の夕食カレーだったし。まあカレーうどん汁まで飲んじゃったし良しとするか。それにしてもこの人は本当にヤマが好きなんだな。なんて無駄なルートを歩くんだろうか。もったいない。自分じゃ考えつかないルート選びをする人。きっとヤマに来ていること自体が幸せに違いない。彼は俺が登ってきたルートで下山するという。「大変だ」とあれだけ話したのに・・俺は彼が上ってきたルートで下山をすることにした。
彼とは下でまた会った。二度と長塀山ルートは使わないという感想をもらしていた。「長塀山ルート」は数年前に道に迷って遭難死した人がいるとも話してくれた。おっかない。でも霧が出ていたら、もし日が暮れてしまったら、ぞっとする。俺は山は好きだけど山で死にたくない、きっとつらいだろうな。ちなみにその遭難者は同じように道に迷った登山客が偶然発見したとのこと。見つけたほうもびっくりだよな。
軟弱登山隊としてはもう少し雪がとけたらBIGに大縦走したいと思っている。
また下山してからお見合いパーティーで約束した女の人とあった。
お互いにしっくりこなかった。と思う。あっさりお別れした。きれいな人だったから残念少しあるけど、いや、あんまりないな。サバサバした人だった。
白骨温泉はサイコーでした。
男湯は道路から丸見えだったけど気にせず体洗ってしまった。
アトピー気味の人にも良さそう。
山の夜は長かった。
彼女と一緒にいたい気持ち。
そして
彼女と絶対一緒にいたくない恐怖感を思い出して・・・
こればかりは考えても仕方ないなと
自分の将来のこと
考えた。
いろいろチャレンジしてみたい。男に生まれてよかった。
遠慮せずなんでもやってみようと思う。
今まで彼女と一緒にい続けたせいかぬくもりに飢えてくる。
こればっかりはどうしようもない。
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