6月14日の日記
2004年6月14日大阪より戻ってきた。
バスの中ではあまり寝れず。
後ろの二人組みの会話が聞こえた。社会的地位、学歴高く、落ち着いた声の学者風な雰囲気の初老の男性と日本語の上手な中国人と思われる女性。女性も教養高そうで家族もいる様子だ。別にこの二人が不倫しているわけではない。男性(教授という雰囲気なので教授と呼ぶ)が日本をその女性に説明していた。
「日本はどこ行っても山がみえるんですよ。」
「石狩に地平線が見える場所があるくらいであとは必ずどこ行っても山が見えるんです。だから中国とかアメリカ行くと山なんかみえなくてすごいなと思っちゃうんです。」
「昔陸続きだったころアメリカ大陸にはアジア民族が陸伝いに渡ったと考えてるんだ。だってインディアンはアジア系でしょ。でもそれをコロンブスから始まって・・遅れていたインディアンはほとんど滅ぼされたんですよ。でも今になってそれを保護しようという動きなんですよ。補助としてインディアンに住処を準備してやったりお金を渡してるんです。僕はある調査でインディアンの村に行ったことがあるんだけれども彼らは昼間から酒飲んではボーっとしていた。僕は逆だと思ったんだよね。なんでも与えちゃったら逆になちゃうと。」
話は続いた。
「日本の食料自給率はものすごく低いんですよ。」
「小麦だって75%を外国から輸入しているんですよ。」
「ほかいろいろ・・・(輸入している話)」
「でも外国から止められたら飢え死にしちゃう」
「だから日本の農業を強くしなくちゃいけないと僕は思うんですよ。」
「農家は補助金いっぱいもらって・・(インディアンに関連付けて)だから進歩がないんですよ。」
バスから緑色の水をはった水田地帯が見えた。
「米は生育方法が非常に完成してるんですよ。」
「植えて水いれたら、後はあまり手がかからないです。」
「秋になれば金色になって、これが本当にきれいで僕は好きです。」
「日本は高い関税をかけて農業を保護してるんです。だから進歩がない。アメリカは米を日本に輸出したがっているじゃないですか。大規模農業してるんですよ」
「お魚の養殖だって、大企業が養殖事業に乗り出したんです、そしたらお魚が安くなった。やればできるんです。」
「お米だって補助金なんかやめてアメリカのようにするべきなんです。僕はそういうことをいい続けているんだけどね。」
相手の女性はきちんと、あいづちしていた。
でもお米について、日本では米の大規模生産はできないじゃないか、そんなこともわからないんかい〜と
日本はこんなに山国って言ったろうに。
水田は水はるし平地が必要だ。でも平地は少なく傾斜地では段々の水田になりそんなところばかりじゃないかい。水張らない小麦やとうもろこしだったら傾斜地でもいいけど(美瑛はきれいだったなあ・・)米はそうはいかない。井上ひさしの米の話をよめーと。農家だってぜんぜん裕福じゃないぞう。りんごは昔にくらべ超安くなっているし、ももはまだマシらしいが、農協だって経営苦しんでるじゃないかよ。
反論したかった気持ちを書いた。
彼女からの電話でこっちにエネルギーが伝わってくる。
かわいそうさ、怖さも入っている。
戻ってやりたい、いや、戻るなんてとんでもない
そんな心境。
バスの中ではあまり寝れず。
後ろの二人組みの会話が聞こえた。社会的地位、学歴高く、落ち着いた声の学者風な雰囲気の初老の男性と日本語の上手な中国人と思われる女性。女性も教養高そうで家族もいる様子だ。別にこの二人が不倫しているわけではない。男性(教授という雰囲気なので教授と呼ぶ)が日本をその女性に説明していた。
「日本はどこ行っても山がみえるんですよ。」
「石狩に地平線が見える場所があるくらいであとは必ずどこ行っても山が見えるんです。だから中国とかアメリカ行くと山なんかみえなくてすごいなと思っちゃうんです。」
「昔陸続きだったころアメリカ大陸にはアジア民族が陸伝いに渡ったと考えてるんだ。だってインディアンはアジア系でしょ。でもそれをコロンブスから始まって・・遅れていたインディアンはほとんど滅ぼされたんですよ。でも今になってそれを保護しようという動きなんですよ。補助としてインディアンに住処を準備してやったりお金を渡してるんです。僕はある調査でインディアンの村に行ったことがあるんだけれども彼らは昼間から酒飲んではボーっとしていた。僕は逆だと思ったんだよね。なんでも与えちゃったら逆になちゃうと。」
話は続いた。
「日本の食料自給率はものすごく低いんですよ。」
「小麦だって75%を外国から輸入しているんですよ。」
「ほかいろいろ・・・(輸入している話)」
「でも外国から止められたら飢え死にしちゃう」
「だから日本の農業を強くしなくちゃいけないと僕は思うんですよ。」
「農家は補助金いっぱいもらって・・(インディアンに関連付けて)だから進歩がないんですよ。」
バスから緑色の水をはった水田地帯が見えた。
「米は生育方法が非常に完成してるんですよ。」
「植えて水いれたら、後はあまり手がかからないです。」
「秋になれば金色になって、これが本当にきれいで僕は好きです。」
「日本は高い関税をかけて農業を保護してるんです。だから進歩がない。アメリカは米を日本に輸出したがっているじゃないですか。大規模農業してるんですよ」
「お魚の養殖だって、大企業が養殖事業に乗り出したんです、そしたらお魚が安くなった。やればできるんです。」
「お米だって補助金なんかやめてアメリカのようにするべきなんです。僕はそういうことをいい続けているんだけどね。」
相手の女性はきちんと、あいづちしていた。
でもお米について、日本では米の大規模生産はできないじゃないか、そんなこともわからないんかい〜と
日本はこんなに山国って言ったろうに。
水田は水はるし平地が必要だ。でも平地は少なく傾斜地では段々の水田になりそんなところばかりじゃないかい。水張らない小麦やとうもろこしだったら傾斜地でもいいけど(美瑛はきれいだったなあ・・)米はそうはいかない。井上ひさしの米の話をよめーと。農家だってぜんぜん裕福じゃないぞう。りんごは昔にくらべ超安くなっているし、ももはまだマシらしいが、農協だって経営苦しんでるじゃないかよ。
反論したかった気持ちを書いた。
彼女からの電話でこっちにエネルギーが伝わってくる。
かわいそうさ、怖さも入っている。
戻ってやりたい、いや、戻るなんてとんでもない
そんな心境。
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